九州方言 の変更点
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CENTER:|>|BGCOLOR(#ACFA58):CENTER:九州方言| |BGCOLOR(#E0F2F7):CENTER:関連|[[日本語の方言]]| |BGCOLOR(#E0F2F7):CENTER:カテゴリ|[[Category/Region/J/8]]| #CONTENTS **概要 [#h079937b] アクセント史、動詞活用の観点から、 九州方言が一つの系統を成すか、もしくは二つの系統を成すように見える。 関門海峡の山口県は、アクセント史・動詞活用の観点からすると、 (語彙は近くとも)九州方言とは大きく異なる。 九州内部のアクセントの違いを見てみると、 東から外輪式、筑前式、無アクセント、二型式というように並んでいる。 このうち外輪式は豊前豊後(北九州―大分県)とその周辺に分布している。 筑前式は筑前(福岡県北西部)に分布しする。 外輪式は二拍名詞を三種のアクセントで表現するのに対し、 筑前式は二種類あり、豊前の外輪式から派生した可能性が高い。 また、日田、壱岐、対馬に筑前式やそれに近いアクセントがある。 二型式は名前の通り、何拍であってもアクセントの種類は二つである。 (他の有アクセント方言は、拍数が増えるにつれ、種類も増える。) 二型式は佐賀県西南部、長崎県南部、熊本県沿岸部、鹿児島県に分布している。 無アクセントとは、単語を区別するためのアクセントが存在しないことを示す。 外輪式&筑前式と二型式に挟まれるように分布し、 平戸~唐津~佐賀~久留米~熊本県内陸~宮崎県というふうに 九州を袈裟懸けにするように連なっている。 この共通性が伝播によって起こった可能性は低く、 おそらくは、性質の異なるアクセントが接触した結果発生したもの考えると 整理しやすいと思われる。 以上より、アクセントから見た系統的な九州方言の分類は、 「肥筑方言」を解体した上で、 豊前・豊後・日向を含む豊日方言と、 対馬・壱岐・筑前を含む筑前式方言、 肥前・ 肥後・薩摩・大隅・諸県を含む「南西九州方言」に再編できる。 以上アクセントをヒントに分類したが、 動詞活用の類もこれを支持しているように見える。 **系統 [#e7316b0a] -豊日方言 --両豊方言 --日向方言 -筑前式方言 --筑前方言 --対馬方言 --豆酘方言 --壱岐中南部方言 --壱岐北部方言 -南西九州方言 --筑後方言 --両肥方言 --薩隅方言 --''薩隅方言''