関東フラグメント のバックアップ(No.1)


関東フラグメント Kanto fragment

関東平野の地下深くでは、太平洋プレート、フィリピン海プレート、陸側のプレート*1が複雑に重なり合っているが、ここにもう一層、関東フラグメントという層が存在するのではないかという仮説が持ち上がっている。

この仮説によると、関東フラグメントは、約二百万~三百万年前ごろに太平洋プレートの一部が破断し、破片として取り残されたものである。

地震のモデル

関東フラグメントがあると仮定すると、通常は海底で起こるプレート境界性の地震が、首都圏直下でも起こりうると考えられる。
そのため、関東フラグメントが無いとするモデルよりも、重大な地震が起こりやすいことを示すモデルとなっている。

関東平野と関東フラグメント

関東平野は日本列島の中では比較的広い平野であり、その西側から北川を囲むように火山列がある(箱根山・富士山・八ヶ岳・浅間山・赤城山など)。
関東フラグメントの存在を仮定すると、関東フラグメントの硬い岩盤がマグマを通さず*2、フラグメントの外縁部に火山が形成されたと考えると説明しやすい。

参考

首都圏直下に潜むプレートの断片と地震発生
副題:首都圏直下に100km四方の断片(関東フラグメント)を確認
産総研|発表・掲載日:2008/10/10

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*1 相当する陸側大陸プレートについては、断裂の関係から諸説ある。
*2 詳しい説明は探索中だが、多分これでいいはず。