暗号 のバックアップの現在との差分(No.1)


暗号の分類

  • 共通鍵暗号:ストリーム暗号、ブロック暗号
  • 公開鍵暗号
  • ハイブリッド暗号
ストリーム暗号
1bit、1byteごとに暗号化するもの。
ブロック暗号
ある程度の長さの平文をまとめて暗号化するもの。
なお、長い平文に対しては複数のブロックを用いる必要があり、複数の方式がある

暗号利用モード
共通鍵暗号
暗号化と復号で鍵が共通であるもの。鍵をどう安全に配達するかが問題である。
公開鍵暗号
暗号化と復号で鍵が異なり、暗号化する鍵を公開するもの。共通鍵に比べ計算コストは高い。
ハイブリッド暗号
共通鍵暗号は鍵配送問題のあるが計算コストの低い共通鍵暗号と、計算コストは高いが鍵配送問題を解決可能な公開鍵暗号を組み合わせた方式。
共通鍵暗号の鍵を、公開鍵暗号で配送する。

暗号利用モード


長い平文に対してブロック暗号を用いる場合、複数のブロックに分けて暗号化する必要がある。このとき、単純にブロックごとに分けて暗号化するだけでは脆弱性が存在すため、暗号利用モードと呼ばれる幾つかの暗号化の運用方式が存在する。

※様々な種類のブロック暗号化アルゴリズムに適用可能な事項であることに注意。
ECB (Electronic CodeBook mode)
平文を順次ブロックに分けて暗号化する方式。脆弱性が多いため、実際に使われることは少ない。
CBC (Cipher Block Chaining)
あるブロックを暗号化するとき、前のブロックの暗号化結果を利用するもの。リプレイ攻撃に対して強い。