三重県 のバックアップ(No.9)


地域区分

方言分布などを参考にするに、やはり大枠においては旧国で区分するのが妥当であると考える。
ただし、南伊勢町については過去に志摩国であったことと、方言・文化の共通性から志摩地方に分類。
木曽岬町と旧長島町については、方言的な共通点と、時代によっては尾張国であったことから、尾北地方に分類。
また、大紀町錦については、旧紀伊国であったことと、方言分布から、南近畿地方の枠に収めた。

地域区分現行行政区
尾北地方木曽岬町、桑名市のうち旧長島町
伊勢地方桑名市(大部分)、いなべ市、東員町
四日市市、菰野町、朝日町、川越町
鈴鹿市、亀山市
津市
松阪市、多気町、明和町、大台町
伊勢市、玉城町、度会町、大紀町(錦を除く)
志摩地方鳥羽市、志摩市、南島地方(南伊勢町)
東紀州地方大紀町錦
尾鷲市、紀北町
熊野市、御浜町、紀宝町
伊賀地方伊賀市、名張市

各地域

  • 河俣谷:松阪市のうち、飯南町粥見から上流の地域

資料

紀伊南牟婁郡誌上巻 P626 南北輪内村
輪内浦に村居を占むるにより之を南北に分ち今の名に改む、輪内浦の名稱は舊誌に載らざるも地方人は一般に輪内と稱し来れり。輪内は灣内の轉訛なるべし。