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内部二項演算 のバックアップ(No.1)


Category.2】数学 Mathematics
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【Category.2.2.6】現代代数学

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内部二項演算

名前は仰々しいが、四則計算、つまり足し算(と引き算)や掛け算(と割り算)などを拡張したものである。
例えば、2つの実数足し算の演算結果はやはり実数になる。
あるいは2つの複素数足し算の演算結果はやはり複素数になる。
この計算には、結合法則、分配法則、可換などの性質がある。
どんな集合に対して、どんな計算をするのかによって、性質は異なるため、特徴を挙げて整理していくことになる。

※内部があれば外部もある「外部二項演算」を参照。

演算の特徴

実数の足し算を脳裏に描きつつ、基本的な法則を見ていく。
ただし、本来は様々な集合の様々な演算の性質を考えるので、
集合は \mathbb{R} \mathbb{C} ではなく、 \mathbf{M} と表記する。
演算は足し算記号ではなく x \circ y のように表記する。

【閉性】

x,y \in \mathbf{M} のとき、
x \circ y = z
とすると、 z z \in \mathbf{M} となること。

【結合律】

結合法則ともいう。
( x \circ y ) z = x ( y \circ z )
を満たす。

【単位律】

x \circ e = e \circ x = x
となる e (単位元)が存在する。
例えば、実数の足し算では、
5 + 0 = 0 + 5 = 5
実数の掛け算では、
\sqrt{2} \times 1 = 1 \times \sqrt{2} = \sqrt{2}
など。

【可逆律】

x \circ e = e \circ x =e
となる e (逆元)が存在する。
例えば、実数の足し算では、
5 + (-5) = (-5) + 5 = 0

【交換法則】

全ての x,y について、
x \circ y = y \circ x
となる。

内部演算の分類

ある集合に対して、ある演算することを分類する。
このため、演算の性質を定義するには、集合と演算方法を示す必要がある。
例えば、実数足し算なら、 (\mathbb{R},+) のように表記し、一般的には (\mathbf{M},\circ) と表記することにする。(当然、表記の仕方は様々にある。)

【マグマ magma】

(\mathbf{M},\circ) が【閉性】を満たす

【半群 semigroup】

(\mathbf{M},\circ) が【閉性】【結合律】を満たす。

【モノイド monoid】

(\mathbf{M},\circ) が【閉性】【結合律】【単位律】を満たす。

【群 group】

(\mathbf{M},\circ) が【閉性】【結合律】【単位律】【可逆律】を満たす。

【アーベル群 abelian group】

可逆群 commutative group ともいう。
(\mathbf{M},\circ) が【閉性】【結合律】【単位律】【可逆律】【交換法則】を満たす。

【その他】

組み合わせにはいろいろある(そのうち書く。)