中部地方 のバックアップ(No.1)
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概要
本州中部のうち、関東と関西を取り除いた部分。
関東や関西が多少の曖昧さを含みつつもまとまりのある地域を構成しているのに対して、中部地方はという区分は歴史的・文化的・経済的まとまりが弱く、便宜的な地方名と言える。
下位区分
中部地方の下位区分は不安定で、様々な区分がある。
北陸地方は中部地方の日本海側に対応する。
歴史ある地域名だが、親不知を挟んで東西で文化が異なるため、新潟県を北陸に含めないことが多い。
また、木ノ芽峠にもある程度の断絶があるため、嶺南地方(若狭・敦賀)を関西に入れることもある。
というわけで、文化的に考えると、狭義の北陸地方は富山県・石川県・福井県嶺北地方にあたる。
(ただし、経済的な面から考えると、更に福井県全域を関西と見なし、富山県と石川県だけになることもある。)
東海地方は通常、愛知県・岐阜県・三重県に対応し、静岡県を含むこともある。
人口に膾炙した地名であるが、「東海」がこの範囲を指すのが近代化以降であることは、 この地名の適切性に疑問が出る。
また、三重県の文化が関西に近いことを考えると(経済的な地域区分ならともかく)歴史と文化を重視した区分で三重県を東海地方に入れることは不適切な可能性はある。
長野県・新潟県については、県内の多様性も大きく、何らかの地方に区分することは困難を伴うことが多い。
山梨県については、地名的には関東に入らないが、経済的な地方区分では関東以外には入れにくい。