日本語の方言 のバックアップの現在との差分(No.16)

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#CONTENTS

**概要 [#q40d5e05]
~方言の区画・系統を探る試みは近代化以降長らく続いてきた。
しかし、決着はなかなかつかない。
個々の単語や文法現象は容易に水平伝播し、しかもその伝播速度は個々に異なるため、境界線や系統が極めてあいまいに見えてしまうからであると考えられる。
~では、系統を決定するのが不可能かというとそうでもなく、アクセントや活用……個々の単語の現象ではなく複数の単語に対して、ある程度整然と起こっている現象を対象にすれば、可能であるかもしれない。
~以下では、この考えに基づき、分類を行う。
**大系統 [#p5e45686]
-琉球語／琉球方言
--北琉球方言
--南琉球方言
--''[[北琉球方言]]''
--''[[南琉球方言]]''
-(上代本土方言?)
--上代東国方言、八丈方言
--本土方言
---[[九州方言]]
---''[[九州方言]]''
---その他の本土方言



一部には琉球＋九州を一つの系統を成すとする考え方もあるが、
日本語族の中の最も大きな分岐が、
琉球語／琉球方言と、それ以外の日本語方言であることは、
今の段階では定説とみていいだろう。
琉球＋九州が一つの系統を成すとする考え方もある。
**本土方言 [#n97ce85a]



-特殊方言（井川方言）
-北海道方言（''北海道内陸部方言''、''北海道海岸部方言''）
-奥羽方言（''北奥羽方言''、奥羽中間帯、''南奥羽方言''、大鳥・三面方言、''東関東方言''）
-東部1（越後北信方言、秋山郷方言）
-北奥羽方言
-奥羽中間帯
-南奥羽方言
-大鳥・三面方言
-東関東方言
-越後・北信方言（含：秋山郷方言）
-東部2（関東中間帯、''西関東方言''、糸魚川方言、ナヤシ方言）
-東海道中間帯
-''ギア方言''
-西日本
--中央（''[[北陸方言]]''、''近畿方言''、奥吉野方言、阿波方言、土佐方言、渭南方言）
--北四国方言（讃岐方言、阿波上郡方言、真鍋島方言、伊吹島方言、伊予方言）
--（''東山陰方言''、''東山陽方言''、''西中国方言''）
-''雲伯方言''
-''雲伯方言''（[[隠岐方言]]）
-見島・九州方言 （''[[見島方言]]''、''[[九州方言]]''）

その他の分類（[[四国方言]]）
**北琉球方言[#wa95be97]
-奄美徳之島喜界島諸方言（奄美北部方言／奄美語）
-沖永良部与論沖縄北部諸方言（国頭語）
-沖縄中南部諸方言（沖縄語）


**南琉球方言 [#hf619ac2]
-宮古方言
-八重山方言
--中核八重山方言
--与那国方言



**リンク [#w2a8e39b]

-[[日本語の方言アクセント]]

-[[外輪式アクセントの歴史的位置づけについて&BR;平子達也｜2017-9-30:http://repository.tufs.ac.jp/handle/10108/90288]]

-[[奄美沖縄方言群における沖永良部方言の位置づけ&BR;狩俣, 繁久｜2000-3｜日本東洋文化論集 no.6 p.43 -69:http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/20.500.12000/2379]]

-[[喜界島方言の系統的位置について&BR;「消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究」喜界島方言調査報告書&BR;ローレンス・ウエイン｜2011 年 8 月 15 日｜国立国語研究所:http://pj.ninjal.ac.jp/endangered/report/kikaijima.html]]

-[[与那国方言の系統的位置&BR;ローレンス ウエイン ｜ 2008-3-31 ｜ 法政大学沖縄文化研究所:http://repo.lib.hosei.ac.jp/handle/10114/11867]]