パミール高原

Last-modified: Sun, 25 Jun 2017 13:50:27 JST (2496d)
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 パミール高原は、アルプス=ヒマラヤ造山帯の一部で、南東がヒマラヤ山脈に、南西がヒンドゥークシ山脈につながっている。
高原と言いつつも、その地形は山と谷の集合体であり、一般的に想起される高原とは異なることに注意。
パーミル高原の大部分は、タジキスタン共和国の山岳バダフシャン自治が占めているが、現在中国領の新疆ウイグル自治区の西端部や、アフガニスタンのバダフシャン州も含む。厳しい山岳地帯のため、人口は少ない。

 主な民族はパミール系諸民族(タジク人に含まれることも)やキルギス人だが、アフガン領バダフシャン州の低地には、ウズベク人なども居住している。

 宗教はほぼイスラム教で、標高の高い地域ではシーア派の一派である、イスマーイール派(アーガー・ハーン系)と、スンニ派が多い。
なお、イスマーイール派はタジク領、中国領とアフガン領のワハン回廊に分布し、
スンニ派はアフガン領バダフシャン州の大部分に分布する。